言語聴覚士として働きだしてから、毎日が楽しく感じない…
無気力に感じる…
今回はこのようなお悩みにお答えします。
✓本記事の内容
まずは下記の項目に1つでも該当する人は、次のリンクからセルフチェック(うつ・不安障害)をしてみてください。
- 毎日のように、ほとんど1日中ずっと気分が沈んでいる。
- 何に対しても興味がわかず、楽しめない。
- 毎日のように、食欲が低下、または体重の増減が激しい。
- 毎日のように、疲れを感じたり、気力がわかない。
- 手のひらに汗をかいたり、冷や汗をかく。
- めまい、ふらつき、または気が遠くなる感じがする。
鬱・気分障害セルフチェック➡セルフチェック(うつ・不安障害)
私は理学療法士として10年以上勤務しています。
新卒で務めていた総合病院では、鬱になり休職してしまう言語聴覚士もいました。
本記事では言語聴覚士として精神的に追い詰められてしまっている方の原因とその対策を解説します。
言語聴覚士が鬱になる考えられる原因
うつ病を発症する原因は明白ではありませんが、過度なストレスが引き金になって起こると考えられています。
近年では精神疾患の有する外来患者数の推移も増加傾向です。(下記のグラフ参照)
そのなかでもグラフをみて分かるように気分障害の割合は15年前と比べて1.8倍に増加しています。
現代社会でうつ病になることは決して珍しい事ではなくなっているのが分かります。
また、言語聴覚士は職業柄下記のようなストレスを感じやすいのでうつ病になりやすいのではないかと考えられます。
- 職場の人間関係
- 周囲から理解されにくい
- 患者や家族との関係
- 仕事が忙しい
ひとつづつ解説していきます。
職場の人間関係
言語聴覚士は職場に少人数で配置されます。
言語聴覚士の有資格者数は約3,6万人に対し、作業療法士は約9万人と約3倍、理学療法士は約13,4万人と4倍もの差があり、有資格者数自体が少ないためです。
もし、同じ言語聴覚士の上司や同僚が苦手と感じる相手だとしてもコミュニケーションをとる必要があるためにストレスが溜まる場合があります。
また、言語聴覚士は職場で医師、看護師、理学療法士、作業療法士などの多職種との連携が必要になります。
専門性が異なるために意見が衝突してしまうこともあり、それが繰り返されるとストレスが溜まるケースもあります。
周囲から理解されにくい
言語聴覚士は理学療法士、作業療法士などの他のリハビリ職と比べて配置される人数が多くはありません。
リハビリの中では新しい職種なこともあって必要性も周囲から理解してもらいにくいことがあります。
そのため、職場によっては発言権が弱かったり意見が通りにくい場合もあります。
患者や家族との関係
言語聴覚士が対応する患者さんの中に高次脳機能障害、失語を呈している患者さんもいます。
高次脳機能障害や失語症は患者さん本人や家族が病識を認識しにくい病気です。
そうすると、時にクレームを受ける場合もあります。
また、言語聴覚士の評価バッテリーは机上課題が多く、患者さんが苦手な場合があります。
そうすると、
もうリハビリしたくない!
などのような、リハビリ拒否に繋がることがあり、言語聴覚士は自信を失っていきます。
仕事が忙しい
言語聴覚士は、中枢疾患(高次脳機能障害、失語など)の患者さんに加えて摂食・嚥下障害の患者さんのリハビリも担います。
言語聴覚士の人数自体が少ないので病院に配置される人数も少ないので、言語聴覚士の業務負担が過度になりがちです。
以前、勤めていた総合病院の言語聴覚士の残業も多かった印象です。
自分が鬱になったと感じた時の対処法
もし、自分自身が「うつ」になっていると感じている場合やセルフチェック(うつ・不安障害)でうつ病の要素があるとされた場合には…
一旦、鬱の原因から離れて休息をとり心を回復させましょう!
休息する方法は次の2つです。
- 休職する
- 転職する
ひとつづつ解説していきます。
休職する
仕事が原因で鬱になって仕事に行きたくないと感じた場合には、『休職』を考えてみましょう!
休職をする上で気になるのが休職中のお金ですよね。
休職したら給料もらえないんじゃ生活できないよ…
そんなときには傷病手当金を利用しましょう!
傷病手当金は健康保険者の被保険者のみが対象で利用できます。
基本的に会社に雇われている人は利用できるということね。
傷病手当金はの支給の条件は次の通りになっているので確認してみてください。
傷病手当給付金の条件
1.業務外の事由による病気やケガの療養である
2.病気やけがの療養で仕事に就くことができない
3.連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかった
4.療養により休業した期間について給与の支払いがない
うつ病になって休職した時、個人差はあると思いますが多くの場合には休職期間2~3カ月程度みたいです。
転職する
仕事でうつ病になってしまった場合には、言語聴覚士自体が合っていないのではなく、その職場環境が合っていないことが考えられます。
もし、言語聴覚士の仕事自体が合っていない場合には、就職する前の実習で体調を崩していると思います。
実習や国家資格をクリアして働き出してから鬱になった場合には、現在働いている職場があなたにあっていない場合の方が多いです。
働いている職場の環境が下記に該当している場合には、職場環境を変えるための「転職」を考えましょう!
- 苦手な上司・同僚がいる
- お昼休憩が取れないことが多い
- 残業が多い
このような職場環境で働いていてうつ病になってしまった場合には言語聴覚士が合わないというよりはその職場が合っていないということになります。
休職期間中に転職について考えられる人は考えてもいいのですが、休職期間は心の休養を第一優先に考えましょう。
心が元気になってからでも遅くはありません!
退職してから転職活動する場合には失業保険を利用することが可能です。
失業保険の詳細を知りたい方は『リハビリ職の失業保険いくらもらえるの?失業保険が貰える条件と手続きの仕方』こちらの記事もご覧ください。
言語聴覚士が転職する方法は下記の3つがあります。
- リハビリ転職サイトを利用
- ハローワーク利用
- 知人からの紹介
私は転職サイトを利用することをおすすめします。
理由は、リハビリ転職サイトを利用することで担当アドバイザーが自分の代わりに就職先を探してくれるからです。
またリハビリの転職サイトの担当アドバイザーは、離職率や職場内の内部情報にも詳しいので情報を得るのにもってこいです。
今後、ブラックな職場に勤めない為にも内部情報を知っておくことはとても大切です。
また、登録から利用まで一切お金はかかりません。
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